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(1) は
の逆関数、
は
の逆関数であるから、
「逆関数のグラフはもとの関数のグラフを について折り返したものである」
という事実を用いれば簡単に描ける
(特に , の
定義域はともに で、
値域はそれぞれ
, である)。
(この問題で厳しい採点をすると危ないと感じたので、
この問題の配点は低く押さえた。)
授業で導入した逆三角関数はいわゆる主値というやつで、
ふつうの一価関数だが、
この答案には
(一つの に複数の が対応する)
多価関数のグラフを描いてしまった人が多かった。
多価関数として扱う場合もないわけではないが、
その場合は、
何の制限もつけない無限多価関数とするのが普通である。
ところが答案では自分で勝手な範囲に制限して、
(率直に言って) 「変な」解答が多かった。
(2) (繰り返しになるが) の逆は
,
. そこで
とおくと、,
となるので、
に注意して
1、
ゆえに
(3) (これは授業中に二通りの解法を示した。)
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Masashi Katsurada
平成16年8月1日