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8 確率変数の演算
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1年生向け確率論ノート
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6 確率変数と確率分布
7
期待値・分散・標準偏差
離散的確率変数
が取り得る値が
,
,
で、
の確率分布が
で与えられているとき
で定まる
を確率変数
のきたいち
期待値
(expectation) あるいは
平均
(mean) と呼ぶ。また、
で定まる
を確率変数
のぶんさん
分散
(variance) と呼ぶ。
分散はつねに
0
以上の値を取る。
平均から離れる確率はあまり大きくなれない、 ということを表わしている式である。 しかし、この式は理論上活躍することは多いが、 実際の問題に直接役立つことはない。
桂田 祐史