F..5.1.4 (ii)$ \THEN$(iii)の証明:

(ii) が成り立つとする。

$\displaystyle (\forall t\in I)(\forall\bm{c}\in\mathbb{K}^n\setminus\{0\}) \sum_{i=1}^n c_i\bm{\varphi}_i(t)\ne\bm{0}.
$

連続する $ \forall$ の順序は交換可能であるから

$\displaystyle (\forall\bm{c}\in\mathbb{K}^n\setminus\{0\})(\forall t\in I)
\sum_{i=1}^n c_i\bm{\varphi}_i(t)\ne\bm{0}.
$

$ I\ne\emptyset$ であるから

$\displaystyle (\forall\bm{c}\in\mathbb{K}^n\setminus\{0\})(\exists t_0\in I)
\sum_{i=1}^n c_i\bm{\varphi}_i(t_0)\ne\bm{0}.
$

すなわち (iii) が成り立つ。


\begin{jremark}
(しばらく工事中)
1次独立性は、ふつう
\begin{di...
...=\bm{0}$.
ここで仮定 (iii) を使うと $\bm{c}=\bm{0}$. \qed
\end{jremark}



桂田 祐史