 で描きなさい:
 で描きなさい:
| (2) |  | 
まず最初に平衡点を求めましょう。方程式の右辺のベクトル値関数  が 
0 になるという条件、つまり連立方程式
 が 
0 になるという条件、つまり連立方程式
 
 となりますから、
 となりますから、
 ,
,
 という2点が平衡点です(それ以外に平衡点はありません)。「
 
という2点が平衡点です(それ以外に平衡点はありません)。「
 で描きなさい」としたのは、その二つの平衡点のまわりの様子が分かるような
範囲で描きなさい、という意味です。
 
で描きなさい」としたのは、その二つの平衡点のまわりの様子が分かるような
範囲で描きなさい、という意味です。
さて、これを実行するには前回のプログラムをちょっと修正すれば OK です。 そうして作ったプログラムreidai8a.fを用意してあります。いつもの ようにgetsampleコマンドで手元にコピーした後に、コンパイルして実 行してみましょう。ここではサンプルの入力データを収めたファイルrei8a.data もありますので、それを使って試すことにすれば、
| ターミナルで実行 (入手, コンパイル, 実行) | 
| curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/ode_prog/reidai8a-glsc.c cglsc reidai8a-glsc.c ./reidai8a-glsc.c 範囲(xleft,ybottom,xright,ytop)? -4 -4 4 4 | 
| curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/ode_prog/rei8a.data cat rei8a.data | ./reidai8a-glsc | 
 の回りでは安定渦状点、
 の回りでは安定渦状点、
 の回りでは不安定結
節点のような流れになっています。
 の回りでは不安定結
節点のような流れになっています。 
大事なことは二つあって、一つは
 の範囲で描くように指定しています
(基本的な使い方はこれまでと同じなので、もう説明は不要ですね?)。
 の範囲で描くように指定しています
(基本的な使い方はこれまでと同じなので、もう説明は不要ですね?)。
% ./reidai8a-glsc 範囲(xleft,ybottom,xright,ytop)? -100 -100 100 100 したいことを番号で選んで下さい。 -1:メニュー終了, 0:初期値のキーボード入力, 1:初期値のマウス入力, 2:change h,T(h= 0.0100,T=10.0000) 1 マウスの左ボタンで初期値を指定して下さい(右ボタンで中止)。
もう一つの大事なことは、平衡点の周囲の流れがどうなるかは、
微分法を使ってある程度まで解析できるということです。
上の例題の右辺の  を微分してヤコビ行列を作ると、
 を微分してヤコビ行列を作ると、
 
 ,
, 
 での値はそれぞれ
 での値はそれぞれ
 
 の回りでの流れは
 の回りでの流れは 
 の原点での流れに、
 
の原点での流れに、
 の回りでの流れは
 の回りでの流れは 
 の原点での流れに似ている、ということです。
 の原点での流れに似ている、ということです。