TEX は UNIX の世界での利用実績が長いので、 UNIX 環境では使いやすくなっている、と言えるでしょう。 情報処理教室の Linux 環境ではどうすれば使えるか、 簡単に説明します。
まず emacs のようなエディターで ファイル名末尾が ``.tex'' であるファイルを作ります。 例えば ``first.tex'' であれば、
icr3-1008% emacs first.tex & |
YaTeX (野鳥) のような便利なソフトもありますが、それはまたの機会に紹介するとして、 ここでは基本的な TEX 関係のコマンドの使い方を紹介します。
.tex ファイルを .dvi に変換するために platex コマンドを使うのは、 Windows の場合と同じです15。
.tex を .dvi に変換 (「コンパイル」) |
icr3-1008% platex first.tex |
``first.tex'' に (LATEX の文法上の) 誤りがなければ、 ``first.dvi'' という名前のファイルができます。
画面に (組版結果を) 表示する (「プリヴューする」という) には pxdvi コマンドを用います 16。
.dvi ファイルをプリビュー (画面表示) |
icr3-1008% pxdvi first.dvi & |
印刷するには、 情報処理教室の場合、 例えば次のようにします17。
.dvi ファイルを印刷 |
icr3-1008% pdvips -f first.dvi | lp -dプ リンター名 |
(両面印刷機能を持ったプリンターでは、 途中で適当なフィルターを挟むと両面で印刷されるようになります。 例えば double を用いて、 pdvips -f first.dvi | double | lpr で両面印刷できます。)
dvi ファイルを PDF に変換する方法については後日説明します (dvipdfm がありますが、そのままでは日本語うまく行かないみたいです)。