前回、多変数関数の全微分可能性、偏微分可能性、 級等の条件の間の関係を調べた。ここで振り返ってみよう。
まず、1変数関数の場合は非常に簡単である (要点は「微分可能ならば連続」くらいで、証明も高校数学)。
1変数関数の場合 |
級 微分可能 連続
(級とは、微分可能かつ導関数が連続なことであるから、
左の は明らかである。
右の は高校数学である。)
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多変数関数の場合は、微分に(大きく分けて)二つの概念があり、 級の概念もやや覚えにくい (実際、勘違いして覚えている人がかなり多い)。
多変数関数の場合 |
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