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次の積分を求めよ。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(1)
は有理関数の積分なので、
部分分数分解を考えるが、分母は判別式 が
であるから、実係数の範囲では因数分解できない。
平方完成をすることになる。
であるから、
とおくと、,
となり、
(2)
は、
があるので、2次式の平方完成をする。
とおくと、,
となり、
(3)
は、
があるので、2次式の平方完成をする。
であるから、 とおくと、,
となり、
(4)
は有理関数の積分なので、
部分分数分解を考える。分子の次数が分母の次数よりも高いのでまず割り算から。
となるので、
を満たす , があるはずである。分母を払って
.
これから (例えば や を代入する) , . ゆえに
(5)
は有理関数の積分なので、
部分分数分解を考える。 と は互いに素なので、
とできるはずなので、
を満たす定数があるはずである。分母を払って
係数を比較して、, , , . ゆえに
に注意すると、
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Masashi Katsurada
平成19年11月9日