 次元 Laplacian
 次元 Laplacian
 の単位球面
 の単位球面 
 の上で定義さ
れたスカラー関数
 の上で定義さ
れたスカラー関数  が与えられているとする。平面領域上の関数と同様に、
 が与えられているとする。平面領域上の関数と同様に、
 の勾配
 の勾配  なるものが自然に定義できて、
 なるものが自然に定義できて、 上のベクトル場
を形成する。
 上のベクトル場
を形成する。 上の関数
 上の関数  で
 で
 
    
 を
 を 
 と書く
ことにしよう。こうして定義された
 と書く
ことにしよう。こうして定義された
 
同様にして、任意次元の単位球面における Laplace-Beltrami 作用素が定義 できる。
| ![\begin{jproposition}[Laplacian と Laplace-Beltrami operator の関係]
$n$\ ...
...面 $S^{n-1}$\ 上の
Laplace-Beltrami 作用素である。
\end{jproposition}](img200.png)  | 
 で定義された滑らかな関数
 で定義された滑らかな関数  で、十分大きな球の外側および
原点の近傍上で 0 になるものを任意に取る。部分積分により
 で、十分大きな球の外側および
原点の近傍上で 0 になるものを任意に取る。部分積分により
 
 
|  |  |  | |
|  |  | ||
|  | ![$\displaystyle \int_{\R^n}\psi
\left[
\frac{1}{r^{n-1}}\frac{\rd}{\rd r}
\left(r^{n-1}\frac{\rd u}{\rd r}\right)
+\frac{1}{r^2}\Laplacian_S u
\right]\Dx.$](img207.png) | 
 の任意性から
 の任意性から
 
 
  
 ,
,  の場合に得られている Laplacian の極座標表示から、
Laplace-Beltrami 作用素の公式が得られる。
 の場合に得られている Laplacian の極座標表示から、
Laplace-Beltrami 作用素の公式が得られる。
| ![\begin{jcorollary}[$2$, $3$\ 次元の Laplace-Beltrami 作用素]
$\R^n$\ ($n=...
...phi^2}
& \mbox{($n=3$)}.
\end{array} \right.
\end{displaymath}\end{jcorollary}](img210.png)  | 
| ![\begin{jcorollary}[$r$\ のみによる調和関数]
$\R^n\setminus\{0\}$\ に...
...x{($n\ne 2$)}
\end{array} \right.
\end{displaymath}となる。
\end{jcorollary}](img211.png)  |