2.4.0.1 証明1

$ x(t)$ を (F.6a), (F.6b) の解と仮定すると

$\displaystyle \frac{\D}{\D t}\left(e^{-a t}x(t)\right)
=-ae^{-at}\cdot x(t)+e^{-at}\cdot x'(t)
=-ae^{-at} x(t)+e^{-at}\cdot a x(t)=0.
$

ゆえにある定数 $ C$ が存在して $ e^{-at}x(t)=C$. これから $ x(t)=C e^{-at}$ であるが、 初期条件(F.6b)に代入すると、 $ C=x_0$. ゆえに $ x(t)=x_0 e^{-at}$. $ \qedsymbol$

桂田 祐史