次数を大きくしようとすると、 普通は の値の計算回数 (段数, stage) が増えることになる。
公式の範囲を限定して、 段数 を与えたとき、 可能な最高の次数 を、 到達可能次数 (到達可能位数) と呼ぶ (Butcher による)。
の下からの評価は、 少なくとも一つの 次公式を作ることによって得られるが、 の上からの評価は 元連立代数方程式の解の不存在証明なので、 が大きくなると急激に困難になる。
陽的 Runge-Kutta 型公式の場合には、 までの場合に到達可能次数が分かっているという (一松 [14]10)。
到達可能次数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ここで のとき となることに注意しよう (この事実が 4次の Runge-Kutta 法が人気のある理由の一つである)。
なお陰的 Runge-Kutta 型公式では、 段で 次を到達する公式が存在することが分かっている。