Durand-Kerner 法のように代数方程式 の全根を同時に探索する方法 を採用した場合には必要ないが、例えば Newton 法のような方法で、一つの根の 近似根 を求めた後、 を で割って、 次低い代数方程式に還元することを次数低下 あるいは減次 (deflation) と呼ぶ。
次数低下をする際に、除法を「いつでも最高次の項から行う」のは危ない (一松 [19] の §21 を見よ)。
この点については、櫻井 [22] に詳しい。
次多項式 を で割った商を , 剰余を とおくと、
また , を