以下に示す連立法の初期値は Aberth (1973) により提唱された。
アルゴリズム全体を DKA 法と呼ぶ。
の根を求める DK 法の初期値 (
) として、
(2.7) |
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ただし は閉円板
がすべての根を含むように選ぶ。例えば
の根は行列
の固有値である。Gerschgorin の定理から、それらはすべて
に含まれる。
また
が成り立つので、 が十分大きいいとき、
(
) は、
円の中心 (根の重心) に向かって「直進」する。
このことを「最初は次収束」、「終盤は次収束」と言われることもあるが、
中盤がどうなるかは分からず、収束証明になっているわけではない。
桂田 祐史