と変形できる。
とおくと、これは 方向の単位ベクトル (あるいは を正規化したベクト ル) であり、
となる。 は の 方向の成分とも言うべき量である。 と のなす角を とすると、
であるから、 の への影の (符号付きの) 長さとも言えることが分かる (図を描こう!)。
は直線上で最も に近い点である、すなわち
が成り立つ。これは直角三角形では斜辺は垂辺より長い、 という極めて当たり前の話である。このことの証明はピタゴラスの定理
から得られる不等式
による。
調子に乗って、少し拡張した問題を考えてみよう。