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解答
解答の分析
最後の式は
と変形できる。
とおくと、これは
方向の単位ベクトル (あるいは
を正規化したベクト ル) であり、
となる。
は
の
方向の成分とも言うべき量である。
と
のなす角を
とすると、
であるから、
の
への影の (符号付きの) 長さとも言えることが分かる (図を描こう!)。
は直線上で最も
に近い点である、すなわち
が成り立つ。これは直角三角形では斜辺は垂辺より長い、 という極めて当たり前の話である。このことの証明はピタゴラスの定理
から得られる不等式
による。
調子に乗って、少し拡張した問題を考えてみよう。
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桂田 祐史
2017-04-30