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以下、定義から簡単にチェックできる性質をあげる。
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このとき に対して、
すなわち . ゆえに は線型部分空間である。
の直交については、 が の線型部分空間 であるときが特に重要である。 このときは を の直交補空間と呼ぶことが多い。 これは後で証明するように が成り立つからであろう。
例えば で考えるとき、 が直線 ( 次元部分空間) のとき は平面で、 が平面 ( 次元部分空間) のとき は直線になる。 が大きいほど が小さいことは既に証明したので、 次の命題が成り立つことは容易に想像できるであろう。
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証明には少し準備がいるので後に回す。
この命題から、例えば次の重要な性質が得られる。
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と一致することが分かるので、実は等号が成り立つ。
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桂田 祐史