6 Mathematica Labo Version のライセンス更新 -- 今年もドジをした。 バージョンをタイムスタンプで調べる。

Mathematica には Labo Version というのがあって、 アクティベーション・キーでなくて、パスワードというもので管理をする。

ゼミ室に置いてある Mac には、共有アカウントのようなものがあって、 そういうのに使っている (もうこういうのは時代遅れだと思うのだけど、 そういうのを使いたいという人もいる)。

アクティベーション・キーで利用する場合は、 ライセンスが自動的に更新されたりするのだが (こうなって便利になったね)、 パスワードはライセンス更新の際に新しいものを入力しないといけない。 まあ、仕方がない。

4月中、 更新時期が迫っているのはわかっていたけれど、 事前に入力できる方法はないのかな。 毎年考えるのだけど、よく分からなかった。

今日は5月1日。昨日でライセンスが切れたので、 Mathematica を起動すると認証しろと言われる。はいはい、そうですよね。


あ、またうっかりした。パスワードは Mathematica のバージョンごとに違うのだが、 Mathematica のバージョンはとても調べにくい。 正常に起動したときにバージョンの表示をさせるのは簡単だが (だからそのときにバージョンをメモっておけば良かったのだが)、 ライセンスが切れた、使いたければパスワードを入力しろ、 と言ってくるときはバージョンを表示してくれない。いけず。


えーと。以前は当てずっぽうで何回か入力したりしたのだが、 今回は気持ちに余裕があるので、 もう少しちゃんとしよう。


結局、ファイルのタイムスタンプを見ることにした (バイナリーを strings で文字列検索すると、 バージョンらしい文字列は出て来るけれど、 “version” がついていないので、 ちょっとわかりにくい)。
ls -l /Applications/Mathematica.app/Contents/Configuration/Licensing
(これは 14.0 以前の場合で、14.2 以降は /Applications/Wolfram.app/Contents/Configuration/Licensing である。今この瞬間は名前が Wolfram ならば、 14.2.0 とか 14.2.1 と分かり、 パスワードがユニークに定まるので、以下のタイムスタンプを確認するのは不要だ。)

えーと、今使っているのは、12.3.1, 13.0, 13.2, 14.0, 14.2 か。 日時をメモる。
12.3.1 (7 15  2021)

13.0 (12  7  2021)

13.2 (1 31  2023)

14.0 (12 14  2023)

14.2 (12 31 2024)
バージョン名の下にパスワードを書いたファイルを作って、 それを見ながら作業した。 おかげさまで当てずっぽうはしないですんだ。


完了。やれやれ。



桂田 祐史