(2019/11/3 ここに書いてあることは古いので、書き直しが必要。 Windows は使っていないし、今更 PostScript でもないし。)
2013年度の環境では、 以下のSetDirectory[] をしないでも、マイドキュメントに保存される。
関数 Export[] を Export["ファイル名", グラフィックス] のように使って、グラフィックスをファイルに出力できる。 ファイル名の末尾を .eps にすると、 自動的に EPS フォーマットが選択される。
論より run |
g=Plot[4x^3-8x^2-4x+9,{x,-4,4}]として描画したグラフィックス (g という変数に記憶された) を EPS ファイルとして保存するには、 Export["z:\\.windows2000\\graph1.eps", g]とするか、 SetDirectory["Z:\\.windows2000"] (一度やっておくと) Export["graph1.eps", g] (後の Export[] が簡単になる)とする。 |
注意: Mathematica の文字列中で、 バックスラッシュ \ を表わすには、 二つ続けた \\ とする必要がある。 そのため、パス名は本来 “Z:\.windows2000\graph1.eps” であるところを、上の例のようにしなければならない。 これは C 言語などと同じである。 なお、\ の代りに / を用いて、 Export["Z:/.windows2000/graph1.eps",g] とすることも出来る。
EPS ファイルは LATEX 文書に取り込むのに便利であるが、 Windows 環境で印刷する場合は、 Export["torus.jpg", g] のようにして、 JPEG のようなイメージ・フォーマットにした方が簡単かも知れない。
Version 6 以降の Mathematica では、 それ以前と比べてグラフィックス機能が大幅に拡張された影響で、 Export[] で PostScript データを生成すると、 ファイルのサイズが巨大になってしまう (あえて断言)。 TEX 文書などに取り込む場合、障害になることがある。 根本的な解決ではないが、二つ応急処置を示す。
Export["graph.jpg", g] |
jpeg2ps graph.jpg > graph.eps (あるいは wjpeg2ps を使う) |
Export["graph.jpg", g, ImageResolution->1200] |
<<Version5`Graphics` |
あるいは PNG 形式や PDF 形式で出力して Export["graph.png", g])、 適当な方法で graph.bb のようなファイルを生成し (コマンドプロンプトで ebb graph.png とする? 情報処理教室の Window 環境に ebb コマンドがあるかどうか未確認)
\usepackage[dvipdfm]{graphicx}% これまでは dvips オプションを指定していた。 ... \includegraphics[width=10cm]{graph.png} |