(オプションとは?実際にどうやって描画するかについて、自由度があり、 それを一々指定するのはとても面倒なので、普段はそれを適当に決めているが、 そのデフォールト値で満足できない場合に、ユーザーが自分の求めるものを指 定することが出来るようにしたもの。)
関数がどういうオプションを持つかは ``??関数名'' で調べられる。例えば、 関数 Plot[] のオプションを調べたければ、次のようにすればよい。
| Plot[] のオプションは? |
??Plot
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オプションの指定の仕方は、''オプション名 -> 値'' である。
例えば
AspectRatio -> 数値 縦横比。デフォールト値は 1/GoldenRatio
Automatic とすると 1:1
Axes -> 真偽値 軸を描くかどうか
AxesLabel -> {"x", "y=f(x)"}
PlotLabel -> "Graph of f"
AxesOrigin -> {0,0} 座標軸の交点は (0,0)
Compiled -> False デフォールト値は True
Frame -> True 枠を描くかどうか (デフォールト値は False)
GridLines -> Automatic
PlotRange -> {zmin,zmax}
PlotPoints->100 使用するサンプル点の個数 (多いと忠実)
PlotStyle->Thick 太い線で
PlotStyle->Red 赤い線で
PlotStyle->{Thick,Red} 太い赤い線で
(aspect ratio は縦横比 (
縦
横
) である。
また黄金比 (golden ratio) は
である。
AspectRatio -> Automatic は、
図形がちょうど正方形におさまるように縮尺を変更する。)
しばらくの間、 オプションを変更したまま使いたい場合は、SetOptions[] を使う。 次の例では、 関数 Plot3D を使用する時に、 PlotPoints を 100 にするよう設定している。
SetOptions[Plot3D, PlotPoints->100]
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新しい Mathematica には、 Exclusions というオプションがある。
Plot[Tan[x],{x,-10,10},Exclusions->{Cos[x]==0}]
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