これが「数式処理」という言葉にもっともしっくり来る計算でしょうか (英語を覚えていないと大変かも知れませんが…頑張って下さい)。
文字式の計算 (1) | ||||||||||||||||||||||
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有理数・有理式に対して、Numerator[], Denominator[] で 分子、分母を取り出すことが出来る。
多項式 と の最大公約多項式を とするとき、
を満たす多項式 , が存在する (Euclid の互除法によって、 と同時に計算できる) が、 PolynomialExtendedGCD[] は , , を求めることが出来る。
文字式の計算 (2) | ||||||||||||||||
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(余談: 最近 (2011年のこと)、 16次多項式の判別式の計算に成功したというニュースがありました。 38億近い項数だそうです。次数が高くなると、急激に大変になるんですね。)
終結式を計算する Resultant[], グレブナー基底を計算する GroebnerBasis[] なども用意されています (高校数学には出て来ない、ちょっと高級な概念)。