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4 レポート課題5B

次の (1), (2) のいずれかを行う BASIC プログラムを作成し、 そのレポートを送って下さい。

BASIC プログラムとその簡単な説明、 そのプログラムを実行して描いた図を含んだ TEX 文書を作成し、 PDF に変換したもの kadai5b.pdf を Oh-o! Meiji で送って下さい。 締め切りは (一応) 5月29日(火) 18:00 とします。

(1)
塗り潰した星を描く (図の星形の中を銀色 -- と指定したいところだけれど、 光沢は難しいので、自分の好きな色に塗る)。
\includegraphics[width=5cm]{TURTLE/silverstar.eps} \includegraphics[width=5cm]{prog-graphics/star.eps} \includegraphics[width=5cm]{prog-graphics/pentagon.eps}
-- 大変だったら塗り潰しできなくても構いません。 また右図のように五角形を塗るのでも受け付けます (でもなるべく頑張りましょう)。 PLOT AREA 以外に PAINT (A.1 参照) や MAT PLOT AREA などの命令 (A.2 参照) が利用できます (PAINT を使うのが簡単ですが、 PAINT のような便利な命令は使えない場合も多いので、 出来れば PLOT AREAMAT PLOT AREA を使って 描くように努力してみて下さい)。

     この問題にどのように取り組めば良いか、 固まってしまう人も多いかと思いますが、 「頂点」の座標が分かれば後はちょっと頑張れば良くて、 それをするためにしばらく紙と鉛筆を使って考えることを勧めます (高校レベルの数学ですが、 暗算でやるのは大変でしょう)。 この講義はかなりの部分 ``ペーパーレス'' で乗り切れますが、 ある程度込み入ったこと (特に図形の問題) を考えるのには、 自分で書いて (or 描いて) みるのが一番です。

(2)
自己相似図形として有名な Koch 曲線 (の近似) を描く。
\includegraphics[width=15cm]{prog-graphics/koch.ps}
有名なので探せばそのものズバリのプログラムも見つかるでしょうが、 自分で考えて見ませんか?サブルーチンの再帰呼び出しを使えば、 意外に簡単に描けると思います。 (Koch 曲線を知らないという人には… ウィキペディアで「コッホ曲線」を調べてみるとか)

画像を TEX 文書に取り込む方法については、 「画像の取り込み」 を参考にして下さい。今回の場合の手順は

  1. 十進BASICのグラフィックスのウィンドウで[ファイル]メニューの [名前をつけて保存(A)] で、JPEG形式で保存する。 ここでは kadai5b.JPG という名前のファイルになったとする。
  2. 情報処理2用のフォルダに作った [コマンドプロンプト] を開いて、
    Z:¥.windows2000¥syori2>jpeg2ps kadai5b.JPG > kadai5b.eps
    とコマンドを実行する。 これで kadai5b.eps というファイルが出来るはず。
  3. TEX 文書 (kadai5b.tex) のプリアンブル (¥begin{document} の前) に \usepackage[dviout]{graphicx} と書き、 グラフを取り込みたいところで、例えば
    \begin{center}
     \includegraphics[width=8cm]{kadai5b.eps}
    \end{center}
    
    とする (図を取り込むような場合、 本当は figure 環境を使うのが良いと思いますが、 説明をサボりたいので、上の例では center 環境ですませました)。


もう一回くらい、お手本を見せます (そろそろ .tex を見せるのは止めようかな、と思っていますが)。

kadai5b.tex
\documentclass[12pt]{jarticle}
\usepackage[a4paper]{geometry}% 好みの問題
\usepackage{amsmath,amssymb}% 今回は不要かも
\usepackage{verbatimfiles}% 今回これが必要
\usepackage[dviout]{graphicx}% 今回これが必要
\begin{document}
\title{情報処理2 課題5Bレポート}
\author{2年16組99番 数学 学}
\date{2012年5月16日}
\maketitle

\section{プログラム}

\verbatimfile{kadai5b.BAS}

\section{プログラムの説明}

(どのように考えたか、説明する。例えば頂点の座標はこんな式で表せるとか。)

\section{プログラムの実行結果}

kadai5b.BAS の実行結果は次のようになる。

\begin{center}
 \includegraphics[width=8cm]{kadai5b.eps}
\end{center}

\end{document}


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桂田 祐史
2012-05-16