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2 レポート課題10

(今日 (6月30日) は、 『Mathematica入門』 の 4, 5 節を説明する予定です。 このレポート課題 10 を解くために必要なことは、 そこに説明されています。 『Mathematica入門』では色々な計算をさせていますが、 なぜそういう結果になるか考えて (場合によっては計算前に結果を予想して)、 なるべくそれを自分の目の前のコンピューターで再現して下さい。)


以下の問題 (1)〜 (6) を Mathematica を用いて解いて、 レポートせよ。

(1)
$ 661775625$ を素因数分解せよ。
(2)
$ 2^{15}-1$$ 2^{20}-1$ の最大公約数を求めよ。
(3)
$ (a+b)^5$ の展開公式を作れ。
(4)
$ 2$ 次方程式 $ x^2+a x+b=0$ を解け。 $ 3$ 次方程式 $ x^3+a x^2+b x+c=0$ を解け。
(5)
次の関数を微分せよ。 (i) $ x^2¥sqrt{x}+(x^3-x)¥sqrt{x^2+x+1}$      (ii) $ ¥displaystyle¥sqrt{¥frac{1+x^2}{1-x^2}}$
(6)
(i) $ ¥displaystyle¥int_0^1¥frac{1}{(x-2)^5} ¥D x$      (ii) $ ¥displaystyle¥int_0^¥pi¥frac{1}{2+¥cos x} ¥D x$

よくある間違い     例えば $ b x$ は、bx でなく (これでは一つの名前になってしまう)、 掛け算演算子 * を使って b*x、 あるいはブランクを入れて b x とする。


余裕があれば次の二つも解いてみよう (これらは次回の課題にするつもり)。

(おまけ7)
$ ¥displaystyle¥sum_{k=1}^3¥frac{1}{2^k}$, $ ¥displaystyle¥sum_{k=1}^5¥frac{1}{2^k}$, $ ¥displaystyle¥sum_{k=1}^{10}¥frac{1}{2^k}$, $ ¥displaystyle¥sum_{k=1}^{50}¥frac{1}{2^k}$ を計算せよ。また、それらの値を正確に小数に直せ。
(おまけ8)
$ ¥alpha>0$ に対して $ ¥sqrt{¥alpha}$ を求めるために Newton 法による漸化式

$¥displaystyle x_n=
¥alpha-¥frac{x_{n-1}^2-¥alpha}{2 x_{n-1}}
=¥frac{1}{2}¥left(x_{n-1}+¥frac{¥alpha}{x_{n-1}}¥right)$   $¥displaystyle ¥mbox{($n=2,3,¥cdots$)}$

が利用できるわけだが、 これを用いて $ ¥sqrt{3}$, $ ¥sqrt{21}$ の近似値を求めよ。 また得られた結果の精度についても検討せよ。

ヒント: (おまけ7), (おまけ8) は、 自分で関数を定義したり、リストを使ったり工夫をすると、 とても簡単に計算できます (そこがねらいなのですが、 素朴にやっても手で計算するよりはずっと楽に正確に計算できるはずで、 試してみるのは良いことです)。


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Masashi Katsurada
平成22年7月7日