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Newton 法は非線形方程式を解くための代表的な方法である。
これは 
 が微分可能な関数で、
方程式 
 の近似解 
 が得られているとき、線形化写像
の零点 
 は、
 よりも良い近似解になっているであろう
(実際に適当な条件下でこれは正当化できる)、という考えから導かれるものである。
すなわち、漸化式
で数列 
 を定めると、適当な条件
9の下で
と収束し、極限 
 は方程式の解になっている:
ということを利用したもので、実際のアルゴリズムは次のようになる。
| Newton法のアルゴリズム | 
- (1)
 
- 適当な初期値 
  を選ぶ。
 
- (2)
 
- 
 
 
- (3)
 
- 
  とする。
 
- (4)
 
- まだ近似の程度が十分でないと判断されたら (3) に戻る。そうでなけ
れば 
  を解として出力する。
 
 
 | 
 
 
   
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Masashi Katsurada 
平成22年6月16日