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2.4 会話術特に「引用会話術」

「引用会話術」というのはここだけの用語なので、かっこ「」を付けている。

電子メイルでは、相手の反応がすぐに得られないので、 電話などと比べると、質問も回答も念入りになりがちである。
電話なら…
「あれ、どうなった?」
「あれって何?」
「あさっての飲み会どこでやるの?」
「え、知らない」
「おまえ幹事だろ」
のような会話は相手がすぐに反応を返してくれるからできるやりとりである。 一つのメッセージの返事が戻ってくるのに何時間もかかっていたら成り立たない。 少々くどいくらいに書かないと効率が悪いであろう。
電子メイルなら…
「あさって (金曜日) の飲み会、君が幹事だったと思うけど、 どこでやるんだっけ?集まるのは4年生だけ?」
「僕は今回は幹事じゃない。○○が幹事。会場は知らないけど、 ■■か△△にしようとか言ってたな。」

これが押し進められると、 一つのメッセージでたくさん質問して、 たくさん答える (同時に質問もする)、 という形になる。 そういう場合、相手の質問の言葉を引用すると、 答えるのが書き易くなる。
引用して返事
「あさって (金曜日) の飲み会、君が幹事だったと思うけど、
僕は今回は幹事じゃない。○○が幹事。
どこでやるんだっけ?
「会場は知らないけど、■■か△△にしようとか言ってたな。」
メンバーは4年生だけ?」
「3年生も呼ぶらしい。」

引用を示すために、行頭に > などの記号を付け加えたりする。 引用が重なるたびに > が重なって行く。

さらに引用して返事
>>どこでやるんだっけ?
> 「会場は知らないけど、■■か△△にしようとか言ってたな。」
△△はやめたほうがいいと思うけどね。

(この程度のやり取りで、一々引用するのも大げさだけど… まあ、説明のための例です。ホントに複雑にすると読むのが大変なので。)


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日