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以下のことを調べよ。〆切は 7 月 2 日 (まだ本決まりでない) とする。
(ファイルのサイズについての感覚を身につけてもらうのが主旨であって、
自分で計算すること。)
- (1)
- フロッピー・ディスクを使ったことがあるか?
(教えて下さい。アンケートのつもりです。)
- (2)
- 自分が触れるコンピューター (情報科学センターの Windows 環境,
UNIX (Solaris) 環境, 自宅のパソコン) にあるファイル
4のサイズについて調べよ。
バイト数以外に、CD-R にどれくらい入るかを記せ。
- 文書ファイル
レポート、メイル、C プログラム、TEX のソース (.tex) など。
(単にサイズだけ書いてもあまり意味がない。長いものもあれば短いのもある
のだから。
例えば「印刷して何ページくらいの文書が何バイトになる」等の情報を添えること。)
ワープロソフトの文書ファイルなどを調べてみるのも良い。
- 実行可能プログラム
- 自分が普段使っているプログラムをいくつか選び、
そのプログラム・ファイル5の
サイズを調べよ。
(大規模なソフトウェアの場合、
一つのプログラムから別のプログラムを呼び出し、
全体として複数のプログラムが協調して働くこともあるので、
結構難しい。
それゆえ必修とはしないが、トライしてみること。)
- C で書いたプログラムを持っている場合、
コンパイル前 (ソースプログラム) と
後 (実行可能プログラム、あるいは機械語プログラム) でどうサイズが変わるか。
- 現在、自分が持っているファイルの総量。
それは自分のホームディレクトリィのあるディスクの
全容量の何 % に相当するか。
UNIX 環境で調べる場合 |
isc-xas06% du -ks ~
isc-xas06% du -ks ~/.snapshot
isc-xas06% df -k
|
Windows 環境から調べても良い
(どうやれば良いかは自分で見つける)。
- (3)
- 自分が持っている本を一冊選び、
その文字情報を記憶するファイルを作った場合、
サイズはどれくらいになるか計算せよ。CD-R には何冊分記憶できるか。
(古い小説などの場合、
実際に青空文庫で電子化されたファイルが探し出せるかもしれない。
自分の計算と照らし合わせると面白い。)
- (4)
- (もし出来れば) 画像ファイル、音声ファイルなど。
これはパソコンに限らない。
(記録の形式、画像の場合は図の大きさ (ピクセル数)
& 色数、音声の場合は時間等も分かる範囲で調べる。
本来のサイズの何分の一に圧縮されているか概算せよ。)
カメラつき携帯を持っている人からのレポート求む (私に色々教えて下さい)。
この課題のレポートは遅れがちですね。
ですから、注意事項を。
(1) はフロッピーディスクは遠くなりにけり、ですね (まだコンビニには置いて
ありますが)。
(2) (a) について。
ワープロの文書ファイルを調べた人が多かったです。
どういうファイルを調べたのか書いていない人が結構いました
(いきなり「○○バイトのファイルがあった」だけ)。
単にバイト数を書いても意味がありません。
文章だったら、
何文字 (正確に数えなくても良いです) の記録に何バイトくらい必要か、
それは記録メディアにどれくらい入るものか、
そういうことを各自が理解できて欲しいのです。
と最初に小言ばかり書きましたが、
ワープロ (Word) など、
こちらが知らないことを教えてもらって「ほほー」と思わせてくれた
回答も結構ありました。
(2) (b) について。これはまじめにやると結構難しいです。大ざっぱに言って、
ソースプログラムのサイズ と、実行可能プログラムのサイズ は一次式
の関係 にあると想像できますが、 はどれくらいか知って、
自分が日頃使っているプログラムが、どんなに大きいか分かってもらえたら、と
思って出題しました。
なお、
と は単純な比例関係にはありません。
例えば C で何もしないプログラムを作ってもサイズは ではありません
(結構大きいです)。だから
「コンパイルすると大きくなった」は確かにそうなったのでしょうが、
いつでもそうなるとは限らないことです。
…これについては、こちらの準備が間に合いませんでした。
(2) (c) について。こちらから学生のファイルについて確認できないのですが、
明らかに「おかしい」回答が結構あります。
各ユーザーが持てるファイルの量には制限があって、
今年度のセンターの場合 50MB のはずです。
この制限を数百倍破っている人がいましたが、これは単位を間違えたのでしょう。
こういう勘違いをしない人になって欲しいのですが。
(4) 携帯の音声ファイルというのがありました。これは気がつかなかった (使っ
ていないもので)。ちなみにこのたび、デジカメを買ったので、僕自身がレポー
トを書いてみようと思います。いつか情報処理IIのページを再訪することがあれ
ば探して見て下さい。
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Masashi Katsurada
平成16年7月15日