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プログラミング言語 (計算機言語) の中には、数値や文字だけでなく、
数式をデータとして扱うことの出来る「数式処理言語」
と呼ばれるものがあります。
数式処理言語を使えるソフトウェアを数式処理系と呼びます。
現在、一般向けの数式処理系としては Mathematica, Maple が
双璧と言われています。
(その他に MuPAD1, REDUCEリデュース2,
Risa/Asir3,
Macsyma4,
MAXIMA5 などが有名。)
C のようなプログラミング言語は、
プログラムの中では「数式」を書けますが、
関数 scanf() や printf() 等で入出力可能なデータは、
数や文字列だけで、例えば -2/5 のような分数式の入力は出来ません。
またグラフを描くプログラムを作る場合に、範囲や、
分割数の指定等は実行時に入力出来ても、
グラフを描こうとしている関数自体は (普通の方法では) 入力できず、
プログラムの中に自分で埋め込むしかなかったわけです。
そういう意味では C は不自由な言語であると言えます6。
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Masashi Katsurada
平成15年6月26日