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4.2 Newton 法

非線形方程式を解くためのもう一つの代表的な方法が Newton 法 である。

これは $f$ が微分可能な関数で、方程式 $f(x)=0$ の近似解 $x_0$ が得ら れている時、漸化式

\begin{displaymath}
x_{n+1} = x_{n} - \frac{f(x_n)}{f'(x_n)}
\quad\hbox{($n=0, 1, 2, \cdots$)}
\end{displaymath}

で数列 $\{x_n\}_{n=0,1,2,\cdots}$ を定めると、適当な条件 10の下で

\begin{displaymath}
\lim_{n\to+\infty} x_n = x_{*}
\end{displaymath}

と収束し、極限 $x_*$ は方程式の解になっている:

\begin{displaymath}
f(x_{*}) = 0
\end{displaymath}

ということを利用したもので、実際のアルゴリズムは次のようになる。

[
l]Newton法のアルゴリズム
  1. 適当な初期値 $x_0$ を選ぶ。
  2. $x\leftarrow x_0$
  3. $x \leftarrow x - f(x)/f'(x)$ とする。
  4. まだ近似の程度が十分でないと判断されたら (3) に戻る。そうでなけ れば $x$ を解として出力する。


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日