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4.1.0.2 文字コードとは

コンピューターでは、文字も数で表す。このためには「この数はこの文字」 とルールを決める必要がある。文字を表現するため、表現したい文字の集合と、 数の集合を選び、両者の間の 1対1 の写像を定めて用いる。このとき、ある文 字に対応する数を、その文字の文字コードと呼ぶ。
[
l]show.c -- 数に対応した文字を見る
#include <stdio.h>

main()
{
        int i, a, b;
        printf("二つの数の間にあるすべての数を文字として出力します。\n");
        printf("二つの数 (0以上255以下)を入力して下さい: ");
        scanf("%d%d", &a, &b);
        for (i = a; i <= b; i++)
                printf("%c", i);
        printf("\n");
}
waltz% cc -o show show.c
waltz% ./show
二つの数の間にあるすべての数を文字として出力します。
二つの数 (0以上255以下)を入力して下さい: 32 126
 !''#$%&'()*+,-./0123456789:;<=>?@ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[\]^_`abcdefghijklmno
pqrstuvwxyz{|}~
waltz% 

英語ならば1文字1バイトで表現可能だが、日本語の場合 1 バイトで は無理で (1 バイト=8ビットでは $2^8=256$ 文字しか表現できないから。ち なみに JIS (日本工業規格) の情報交換用漢字符号系コードの 第一、第二水準の漢字は約 7000 個弱ある。)、 1文字を2バイトで表現するこ とが多い。

テキスト・ファイルの例
文章、C のプログラム、TEX のソースファイル、.cshrc などの設 定ファイル、スクリプト、メイルのメッセージなど (要するに mule で読み書 きできるようなファイル)
テキスト・ファイルでないファイルの例
コンパイルして出来る機械語実行ファイル、TEX の dvi ファイル、画 像や音声を収めたファイル、ワープロ・ソフトなどの文書ファイル


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Masashi Katsurada
平成20年10月18日