errorbars は二次元でのデータファイルからのグラフでのみ利用できます。 splot や関数の plot で指定すると points を指定したものとします。 データファイルよる plot では、errorbars は、鉛直なエラーバーが引 かれることを除いては、plot の様に振舞います。つまり、各点 (x,y) に 対して、(x,ylow) から (x,yhigh) への線が引かれることになります。エラー バーの両端はくさび型になっています。ylow と yhigh の値は、データファ イルから using オプションに従って読み込まれます。さらなる情報は、 plot errorbars を参照してください。
デフォルトの線種は set function style と set data style で指定で きます。
既定では、各々の関数やデータファイルは、可能な限り異なる線種や点種を 持ちます。全ての端末装置は最低でも 6 種類の点種を持っていて、それを越 えると順に再使用されます。LaTeX ドライバはさらに 6 つの点種(いずれも 円の変種です)を持っているので、12 のグラフが描かれた後にのみ同じもの が使われます。
必要ならば、グラフ毎に表示方式とその線/点種を指定することが出来ます。
書式 :
with <表示方式> {<線種> {<点種>}}
ここで、<表示方式> は、lines, points, linespoints, impulses, dots, errorbars の中のいずれかです。<線種> と <点種> は正整数を表 す定数または式で、その描画の線や点の種類を指定します。線種 1 はデフォル トで最初に使われる線種で、線種 2 は、二番目に使われるものです。以下同様 に指定出来ます。
例 :
sin(x) を鉛直線で描画します :
plot sin(x) with impulses
x*y を点で描画し、x**2 + y**2 を既定方式で描画します :
splot x*y w points, x**2 + y**2
tan(x) を関数の既定方式で、``data.1'' を折れ線で描画します :
plot [ ] [-2:5] tan(x), "data.1" with l
``leastsq.dat'' を鉛直線で描画します :
plot 'leastsq.dat' w i
``exper.dat'' をエラーバー付き及び折れ線で描画します :
plot 'exper.dat' w lines, 'exper.dat' w errorbarsここで 'exper.dat' は 3または4個の列を持っている必要があります。
x**2 + y**2 と x**2 - y**2 を同じ線種で描画します :
splot x**2 + y**2 with line 1, x**2 - y**2 with line 1
sin(x) と cos(x) を折れ線及びマーカーで描画します。折れ線は同じ線種で すがマーカーは異なったものを使います :
plot sin(x) with linesp 1 3, cos(x) with linesp 1 4
``data'' を点種 3 で描画します。
plot "data" with points 1 3ここで点種を指定するためには、例え線を使わなくても線種を必ず指定しな ければならないことに留意してください。この例では、線種 1 と点種 3 を 指定していますが、線種は意味を持ちません。
既定の表示方式の変更方法については、set style を参照してください。