通常、GNUPLOT はデータファイルの各行に、(x, y, ydelta) の 3 つか、(x, y, ylow, yhigh) の 4 つの数値があるものとして動作します。x 座標は必ず 指定しなければなりません。各数値を書く順序も上で挙げた通りでなくては なりません。この書式に従うデータファイルは次のようにして簡単にエラー バーつきのグラフにすることが出来ます。
plot "data.dat" with errorbars
エラーバーは、(x, ylow) から (x, yhigh) への鉛直な線として描かれます。 もしも ylow と yhigh の代わりに ydelta が指定されたときは、ylow = y - ydelta、yhigh = y + ydelta となります。もしもある行に二つしか数がなかっ た場合には、ylow と yhigh はともに y となります。データの各点を結ぶ線 を引きたい場合は、with errorbars と with lines を指定して、同じデータ ファイルを 2 回 plot してください。
y autoscaling が on のときは、エラーバーが収まるように y の範囲が調整 されます。
データファイル中の各列がどのように x, y, ydelta, ylow, yhigh に代入さ れるかを using オプションで指定することが出来ます。x の列は必ずなく てはなりませんし、x, y は共にエラーバーのデータより前になくてはなりま せん。3 つの数値がある行については、それらは x, y, ydelta であるもの とされます。4 つの数値がある行については、それらは x, y, ylow, yhigh であるものとされます。
例 :
plot "data.dat" using 1:2:3:4 with errorbars plot "data.dat" using 3:2:6 with errorbars plot "data.dat" using 3:4:8:7 with errorbars
最初の例では、x, y, ylow, yhigh をそれぞれ第 1, 2, 3, 4 列から読み込 みます。これは何も指定しなかった場合と同じです。2 番目の例では、x を 第 3 列から、y を第 2 列から、ydelta を第 6 列から読み込みます。3 番 目の例では、x を第 3 列から、y を第 4 列から、ylow を第 8 列から、 yhigh を第 7 列から読み込みます。
plot using と plot style の各項目もあわせて参照してください。