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標準入出力のリダイレクション、パイプ

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UNIX (とその互換) システムでは、各プロセス14は、標準入力 (standard input, しばしば stdin と略される)、標準出力 (standard output, しばしば stdout と略される)と呼ばれるデー タの出入口を持つ。
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C 言語の scanf() は標準入力から入力し、 printf() は標準出力に出力する。
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通常
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標準入力はキーボードからの入力に
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標準出力は画面への出力に
結びつけられているが、この結合は簡単に変更できる (標準入出力の リダイレクション と呼ぶ)。
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コマンド > ファイル名 とすると、コマンドの標準出 力を、画面の代わりに指定したファイルに書き出す。
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コマンド < ファイル名 とすると、キーボードの代わ りに指定したファイルから、コマンドの標準入力に読み込む。
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コマンド1 | コマンド2 とすると、コマンド1 の標準 出力をコマンド2 の標準入力に渡すことが出来る。つまり
        prog1 > datafile
        prog2 < datafile
のようにファイル datafile を介して、prog1 の出力を prog2 に渡す代わりに
        prog1 | prog2
で済ますことが出来る。この機能をパイプと呼ぶ。



Masashi Katsurada 平成10年7月2日