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標準入出力のリダイレクション、パイプ
UNIX (とその互換) システムでは、各プロセス
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は、
標準入力
(standard input, しばしば stdin と略される)、
標準出力
(standard output, しばしば stdout と略される)と呼ばれるデー タの出入口を持つ。
C 言語の
scanf()
は標準入力から入力し、
printf()
は標準出力に出力する。
通常
標準入力はキーボードからの入力に
標準出力は画面への出力に
結びつけられているが、この結合は簡単に変更できる (標準入出力の
リダイレクション
と呼ぶ)。
コマンド > ファイル名
とすると、コマンドの標準出 力を、画面の代わりに指定したファイルに書き出す。
コマンド < ファイル名
とすると、キーボードの代わ りに指定したファイルから、コマンドの標準入力に読み込む。
コマンド1 | コマンド2
とすると、コマンド1 の標準 出力をコマンド2 の標準入力に渡すことが出来る。つまり
prog1 > datafile prog2 < datafile
のようにファイル
datafile
を介して、
prog1
の出力を
prog2
に渡す代わりに
prog1 | prog2
で済ますことが出来る。この機能を
パイプ
と呼ぶ。
Masashi Katsurada 平成10年7月2日