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0.0.0.7 1.

(1) $ X:=K\times K$, $ K:=\Q\cap[0,1]$. $ A:=[0,1]\times[0,1]$ とおくとき、 $ X\subset A$. また $ A$ の任意の分割 $ \Delta$ に対して、 有理数の稠密性、無理数の稠密性から $ U(A,\chi_X,\Delta)=1$, $ L(A,\chi_X,\Delta)=0$ であるので、 $ U(A,\chi_X)=1$, $ L(A,\chi_X)=0$. ゆえに $ \chi_X$$ A$ で積分可能でない。 すなわち $ \chi$ はJordan可測ではない。 (2) $ (0,0)$, $ (1,0)$, $ (0,1)$ を頂点とする三角形 (周および内部) を $ Y$ とすると、$ Y$ は求める条件を満たす。 特に、$ Y$ の境界は有界閉区間上の 連続関数のグラフ有限個からなることから、$ Y$ が Jordan 可測であることが 分かる。 $ \qedsymbol$

ARRAY(0xed5784)


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Masashi Katsurada
平成20年2月12日