微分方程式2 (2013年度)

 「微分方程式2」は明治大学数学科の学生を対象とした、 偏微分方程式の入門講義です。月曜2,3限 (5203教室) で行われます。 シラバス


連絡事項

「微分方程式2講義ノート ---偏微分方程式入門---」

 以前はプリントアウトを配布していましたが、 最近は電子版の公開にとどめています。 今年度は昨年度とは内容が異なる (基本的に増える) はずです。 既に授業に出て来たところを印刷して、くらいの使い方が良いと思います。

レポート課題

 講義期間中に3回のレポート課題を出す予定です。

  1. 「レポート課題1」 締切 2013/11/18, 「レポート課題1と解答」 (2014/1/1 訂正)
  2. 「レポート課題2」 締切 2013/12/20 「レポート課題2と解説 Ver. 2」 (2014/1/2, 1/5, 1/6)

シミュレーション

過去問

練習問題

Java による数値シミュレーション

 ブラウザが Java に対応していれば微分方程式の解の様子が見られます。


授業の記録と予定

 全部で14回の授業があると思われます (休日を間違えていなければ)。

  1. 第1回 波動方程式 (1) (2013/9/23) 前半ガイダンス部分のメモ
    講義ノートの 1.1, 1.2 までを解説。
  2. 第2回 波動方程式 (2) (2013/9/30) 講義ノートの 1.3.1 Duhamel の原理。 第1章の練習問題の説明。
    2013/10/7 は風邪による体調不良で土壇場で休講。大変申し訳ない。
  3. 第3回 波動方程式 (3) (2013/10/14) 講義ノートの 1.3.2 と 1.3.3. まず Fourier 変換による解法。 (Fourier変換の定義, Fourier変換と微分の関係, Fourierの反転公式, 単振動の方程式). Kirchhoff の公式と Poisson の公式の紹介。前者の証明。 Huygensの原理。 練習問題の11を説明していて、(1) で時間切れ。
  4. 第4回 波動方程式 (4) (2013/10/21) 初期値境界値問題。 1次元波動方程式のコンピューターシミュレーション。 Fourier級数解。エネルギー保存則による解の一意性の証明。 (0,∞) での初期値境界値問題。 問題13の解説。レポート課題1。
  5. 第5回 熱方程式 (1) (2013/10/28) 前回の残りで熱伝導方程式の導出。 (H-IBP) の説明と適切性。 Fourierの方法による (H-IBP) の形式解の導出。 それが終わったら固有値問題。
  6. 第6回 熱方程式 (2) (2013/11/11)
    2013/11/4 は振替休日? 形式解が解になることの証明。
  7. 第7回 熱方程式 (3) (2013/11/18) Fourierの方法とスペクトル分解。 熱方程式の最大値原理と初期値境界値問題の解の一意性。
  8. 第8回 熱方程式 (4) (2013/11/25) レポート課題2を出す。同次&非同次問題。 重ね合わせの原理。非同次方程式では特解を見つけて解く。
  9. 第9回 熱方程式 (5) (2013/12/2) 解の漸近的挙動、シミュレーションを見る。
  10. 第10回 熱方程式 (6) (2013/12/9) エネルギーにもとづく議論, 変数変換の例. 3章に入り、Poisson 方程式と Laplace 方程式の例を解説。
  11. 第11回 Poisson方程式とLaplace方程式 (1) (2013/12/16) 円盤領域におけるLaplace方程式のDirichlet境界値問題の解。 最大値原理と解の一意性。
  12. 第12回 Poisson方程式とLaplace方程式 (2) (2014/1/6)
    2013/12/23 は天皇誕生日
  13. 第13回 Poisson方程式とLaplace方程式 (3) (2014/1/20)
    2014/1/13 は成人の日
  14. 第14回 Poisson方程式とLaplace方程式 (4) (補講、今のところ 1/21 で計画, なるべくしないで済むか、1コマで済めば良いなあ)
  15. 期末試験 (2014/1/27 9:00〜 の予定)

mk@math.meiji.ac.jp (@はASCIIの@に変える)
Last modified: Thu Nov 6 00:49:38 2014