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(1) これはもっとも簡単な例のうちの一つだから、
楽勝だと思ったのだけれど…
(2) 微積分の入門書に のマクローリン展開が載っていることは稀である。
自分でやってみると分かるが簡単にはならない。
実は一般項を Bernoulli 数という数列を用いて表すことが出来るが、
ここでは省略する。
この問題では一般項を求めることが要求されているわけではなく、
素朴な計算を行えばよい。
とおき、
(
) を求めよう。
地道に計算すると、
から
となることが分かるから、
これから , , ,
, .
なお、次のような工夫もある。 とおいて、
に注意して、
と計算して、 のとき であるから…とすると、
少し簡単になる。
(3) のとき
であるから、極限値は
.
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Masashi Katsurada
平成16年8月1日