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(
,
) とするとき、
これから

ごしょごしょ
ゆえに
もっとも
の解だけならば、次のようにする方が簡単である。
同様に
与えられた複素数
に対して、方程式
の解集合はどうなるか?
まず解が存在するかどうか考えよう。
とおくと、
であるから、
より
これから
これは
に関する
次方程式であり、確かに解
(
)
が存在する。
すると、
についての方程式
は
であるから、確かに解が存在する。実際
以上から
は必ず解を持つことが分かった。
次に解がどれくらいたくさんあるか調べよう。
より
となるから、

or
すなわち
つまり、形だけは高校生も知っている恒等式
から得られる解がすべてだと言うことが分かる。
以上分かったことをまとめておこう。
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Masashi Katsurada
平成14年11月29日