4.1 実数値関数の場合
次の非常に簡明な結果が成立する。
(i)
(ii) の証明。
とする。
まず明らかに
. Radon-Nikodym の定理より、
上ほとんど到るところ微分可能で、
.
任意の
は絶対連続であるから、
定理 2.4 によって
これは
で、
の Sobolev の意味での導関数が、
に他ならないことを示している。
(ii)
(i) については、
次の命題 4.2 から分かる。
これ以外に Brezis [4] の
p.171 命題 VIII.3 とその直後の注意を見よ。
桂田 祐史
2016-12-30