gnuplot は通常は 画面に出力 (表示) するように なっているが、 変数 terminal (term と略記可能, 印刷データのフォーマット), output (データの出力先5) を 適当に設定することで印刷用のデータを作成できる。
gnuplot 起動直後は、 UNIX では、 term は x11, output は STDOUT になっている。 Windows では term は win になっている。 Mac では term は aqua になっている (のかな? 手元の某マシンでは qt になっていた…悩ましい)。
印刷用データの形式として、UNIX 環境では、 多くの場合 PostScript が 適当であろう (他に tgif, eepic などが考えられる)。
UNIX 環境での印刷用 PostScript データの生成 | ||||||||||||||||||||
|
\usepackage[dvips]{graphicx}% プリアンブルには、いつもこう書いておく ... \includegraphics[width=10cm]{bessel.eps}% bessel.eps を横幅 10cm で描く |
Windows 環境でも大体同様だが、 term は win に戻すこと、 出力形式は PostScript ではなく、 PNG などの画像形式が良いかもしれない 7(set term png とするわけである)。 あるいは、Netpbm が使えるならば、 pbm, pgm, ppm などのドライバーを使う ことも考えられる (set terminal ppm とか)。
(2017/8/26) この文書も化石のようになってしまったけれど (それでも仕立て直しをする時間はないなあ…)、 Mac を使っているので少し補足。 Mac の場合、画面に出力するには、 term は aqua とすべき場合が多いであろう。 こういうのを覚えるのが面倒ならば、
現在の状態を覚えておく |
gnuplot> set term push |
覚えておいた状態に戻す |
gnuplot> set term pop |
簡略化バージョン | ||||||||||||||
|
少なくとも termを元に戻しておけば (output を戻さなくても)、 画面表示出来るようである。
(2024/11/8追記)
最近は Mac で set term qt とか、
set term wxt とかで使っている。
桂田 祐史