50 Python実行環境の見直し

Mac で Python を使っているわけだが、間が空くとすぐに動かないことが多い。

1台のMacに複数の実行環境がインストールされていて、 どれを使うのが良いか、時々混乱している。

もともと macOS には Python が含まれている (/usr/bin/python3 バージョンは 3.9.6 とか)。 今の1年生はそれを使ってプログラミング演習をしているのかな? そのうちゼミ生はそうなるのかしら。

学科の学生用 Mac では MacPorts を使っていて、 私はなるべくそれに合わせようということで MacPorts を使い続けている。 MacPorts の ports の依存関係で Python が半ば自動的にインストールされている。 どうせインストールされるのならば、それを有効に活用しようと、 色々なパッケージを自分で追加インストールしている。 基本的にはこの環境を使うようにしている。

最近は減ったような気もするが、以前は Anaconda を使う学生が多かった。 相手をする人の環境は知っておこう、 ということで、自分の Mac にも Anaconda もインストールするようにしている。

今のゼミ生は Google Colab を使っている人が多いようだ。

MacPorts でインストールしたPython環境 現在ターミナルで python と打つと、 /opt/local/bin/python が起動され、その中身は Python 3.12.7 である。自分でプログラムを書くときはこれを使うことが多い。 インストールは
sudo port -N install py312-numpy +openblas
sudo port -N install py312-scipy
sudo port -N install py312-matplotlib
sudo port -N install py312-ipython
sudo port -N install py312-jupyter
sudo port -N install pandoc

sudo port select --set python python312
sudo port select --set python3 python312
sudo port select --set ipython py312-ipython
sudo port select --set ipython3 py312-ipython
sudo port select --set cython cython312
sudo port select --set pygments py312-pygments
sudo port select --set jupyter py312-jupyter
のようにして行っている。

.ipynb を開くときは (あまり使わないのでうろ覚えだが)
jupyter notebook
として jupyter notebook を使う。 パッケージも ports としてインストールしている。


Anaconda Navigator の Jupyter notebook     何台かの Mac にインストールした (7,8GBくらいストレージを消費しているみたい)。 権利関係がどうなっているのか、その点が気になっている。

更新作業は次のようにして続けている。
conda update conda
conda update --all


Visual Studio Code     vscode でちょっと Python プログラムを編集したら、 Python (Python extension for Visual Studio Code) のインストールを促されて、それ以来ときどき使っている。

Image my-python-env-on-amac
インストールされている色々なPython環境を見つけてくれる。 あれ? ~/.julia の下にも何かあるのかな。


Google Colab     Colavoratoryへようこそ にアクセスする。 (小さいものを動かすときに、オーバーヘッドが大きいような気がするけれど、 何か勘違いしているのかなあ。)



桂田 祐史