18 MacTeX が extractbb が、と言い出した

あれ？\includegraphics{} がうまく動かない。 手動で extractbb して切り抜ける。

これはやらなくても良くなったはずなんだけど。

/usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnf

shell_escape_commands = \
bibtex,bibtex8,bibtexu,pbibtex,upbibtex,biber,\
kpsewhich,\
makeindex,mendex,texindy,\
mpost,pmpost,upmpost,\
repstopdf,epspdf,extractbb,\

    

変更したら次をしないと。

sudo mktexlsr

(2024/7/18追記) こんなの見つけた。

Takuo Watanabe @wtakuo

https://twitter.com/wtakuo/status/1809374182851113394
MacTeXだとこのスレッドにある方法ではうまくいかなかったので， とりあえず /etc/paths.d/TeX の中身を /Library/TeX/texbin から /usr/local/texlive/2024/bin/universal-darwin に変更しました．

Toro🐟 @PyTr_N

https://twitter.com/PyTr_N/status/1808160107899113717
tlmgr update -allしたらextractbb周りが壊れて図貼れんくなった……

私だけではなかったと。調べてみると、確かにシンボリック・リンクはりまくり。 そのせい？イマイチ納得してないのだけど、直接 PATH 通すことにするか。

% cat /etc/paths.d/TeX
/Library/TeX/texbin
% sudo zsh
% echo /usr/local/texlive/2024/bin/universal-darwin > /etc/paths.d/TeX
% exit

(2024/8/30追記) MacPorts でインストールされた TeX 関係バイナリーとの PATH の順番の問題もあるので、もう強引に先頭にしてしまう。 .profile の末尾部分に次のように書いた。

for i in /usr/local/texlive/2024/bin/universal-darwin /usr/local/texlive/2024/bin/x86_64-darwin
do
  printenv PATH | grep $i > /dev/null || export PATH="${i}:$PATH"
done

根本的な解決でない。そのうち良く考えてきちんとした解を見つけないと。

一応説明を書いておく。MacTeX は/Library/TeX/texbin という 1行内容のファイル /etc/paths.d/TeX を作り、 MacPorts はシェルの設定ファイルに export PATH=/opt/local/bin:$PATH というのを書き加える。これでは MacPorts の設定が優先されてしまう。 ユーザーに設定をさせるのでなく、“勝手に” 設定してくれるので、 原因不明の不調が発生となる (export PATH=$PATH:/opt/local/bin とするのかな …まあ、そもそも 自分で設定ファイルの読み書きをしない(できない)人が増えたのは、 仕組みを作った人達の想定外なのかもしれない)。 シェルの設定ファイルで PATH の登録をする場合、 二重に設定されないようにすべきなので、 「すでに登録されていたら登録しない、登録されていなければ登録する」 とするのが普通だけど、PATH が ..:/opt/local/bin:...:/Library/TeX/texbin:.. の順になっている場合に、その順番を逆転させるのはちょっと面倒である。 そこで、先頭に “別物” を足すことにした。 /usr/local/texlive/2024/bin/x86_64-darwin:/usr/local/texlive/2024/bin/universal-darwin:...:/opt/local/bin:...:/Library/TeX/texbin:.. となり、ある意味で重複となるけれど、一応は別物なので、 設定ファイルを再実行してもそれ以上の重複にはならない。