53 OpenJDK をインストールしてみる (Java)

一時期 Java に期待していたことがあって、学生にも Java を勧めて、 卒業研究で利用してもらったことがあるけれど、 最近はすっかりご無沙汰。 初めて使い出した頃(2000年頃?)に期待していたようにはなりませんでした。


macOS には Java がプレインストールされていたこともあるけれど、 今は
% java --version
No Java runtime present, requesting install.
となる。

Java は現在は Oracle が権利を持っていて、 Oracle がリリースするものは、 ライセンスが以前よりも厳しくなっているとのこと。 自分の普段使いが個人的な利用に当たるのか (お仕事がらみでアプリケーションを動かすのに必要になる。 今回は jpdfbookmark を使おうと思った。)、 商用になってしまうのか良く分からない。


OpenJDK というのがあって、サポート期間が短い、更新するのが面倒、 ということも書いてあるけれど、自分個人のことならば、 あまり気にしなくでも良いだろう、と考えた。

(気軽に Oracle の JDK のインストールを勧めているページもあるけれど、 ライセンスについては、何も考えずに Accept して、みたいな感じで、 参考にならない。)


OpenJDK, Mac で検索すると Homebrew でのインストールが勧められたりするけれど、 私の環境だと MacPorts で探すのだろう。
port search java
port search openjdk
openjdk11からopenjdk15まである。どれにすべきなんだろう。 まあ、気軽に色々スイッチして試せそうだ。

sudo port install openjdk11

環境変数 JAVA_HOME を設定する必要がある。
bash, zsh 用
export JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk11/Contents/Home
tcsh 用
setenv JAVA_HOME /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk11/Contents/Home

確認
%  java --version
Picked up JAVA_TOOL_OPTIONS: -Dfile.encoding=UTF-8
openjdk 11.0.9.1 2020-11-04
OpenJDK Runtime Environment AdoptOpenJDK (build 11.0.9.1+1)
OpenJDK 64-Bit Server VM AdoptOpenJDK (build 11.0.9.1+1, mixed mode)

(注: 環境変数 JAVA_TOOL_OPTIONS は、 自分のシェルの設定ファイルで設定している。)


(2021/4/2追記) 「OpenJDK のインストールでトラブル」 というのを書いた。



桂田 祐史