LaTeX2HTML について、過去のドタバタの記録については、 まず § を見よ。
真似してインストールしてみよう、という人は、 このページの下の方にある「やはり jp2 系列を使おう。 」を参考にして下さい。
お仕事メイン・マシンを変えて、困ったことの一つが LaTeX2HTML が動かないこと。 困った。困った。 でも、なんとか使えそうなところまで来た。
(最初のチャレンジ)ターミナルでこうするとインストールできる |
curl -O http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/data2/latex2html-2020.tar.gz curl -O http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/data2/l2h-2020-jp20200515.tar.gz tar xzf latex2html-2020.tar.gz tar xzf l2h-2020-jp20200515.tar.gz cd latex2html-2020 patch -p1 < l2h-2020-jp3.2b1.31.patch ./configure --prefix=/usr/local >& configure.log make >& make.log sudo make install >& make-install.log |
これでインストール完了のはずだけど、 使ってみると PostScript 関係で色々うまく行かないことが起きた。
今回、調べて原因とその回避法が分かった。 最近の ghostscript では、-dSAFER がデフォールトになっていてまずい (参考 http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/unix/memo/unix-memo.html-- ちょっと見つけにくかった)。 それでインストーラーは ghostscript のバージョンを調べているようだけど、 なぜかそれがうまく行っていない (?)。 強引だけれど、 試しに pstoimg の中に -dNOSAFER を入れてしまったら動いた (安直な対策)。
pstoimg の1行に -dNOSAFER を追加 |
my $GS = '/opt/local/bin/gs -dNOSAFER'; |
設定ファイルについては、まず雛形をコピーする。
cp /usr/local/share/lib/latex2html/dot.latex2html-init ~/.latex2html-init |
以下は趣味の問題もあるし、本当に必要かは分からない。
.latex2html-init の変更箇所 |
$LOCAL_ICONS = 1; $USEJAPANESESEIREKI = 1; $SHOW_SECTION_NUMBERS = 1; $default_language = 'japanese'; $TITLES_LANGUAGE = "japanese"; $ADDRESS = "桂田 祐史"; $PDFLATEX = "pdfplatex"; $TEXENCODE="utf8"; $HTMLENCODE="utf8"; |
ここら辺の効果をはっきりさせるには、 別のマシンにインストールしてみることだけど、 これについては後日。
(2020/12/28) PNGイメージのサイズが指定されない。これは一体?? 他の形式だとサイズは普通に指定できるから、 これはバグなのかなあ。
PDFの取り込みがうまく行かないので、PNGにして取り込もうと思ったのだけど。 pdf2ps で PostScript にしてから includegraphics したらまあまあだった。 pdftops とどう違うのかな。しかし何で今さらPostScript感はある。
(2020/12/28) やはり jp2 系列を使おう。
ターミナルでこうするとインストールできる |
curl -O http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/data2/latex2html-2017.2.tar.gz curl -O http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/data2/l2h-2017-jp20190423.tar.gz tar xzf latex2html-2017.2.tar.gz tar xzf l2h-2017-jp20190423.tar.gz cd latex2html-2017.2 patch -p1 < l2h-2017-jp2.1b1.20.patch ./configure --prefix=/usr/local --with-kanji=utf8 >& configure.log make >& make.log sudo make install >& make-install.log |
これで PNG でもサイズはきちんと指定できている。 相変わらず PDF の include は出来ていない。 でも普段使いには困らない。しばらくこれで生活してみる。
(2021/1/16 追記)
これは以前から良くあったことだけど、
Ghostscript が日本語に対応していないと、
\fbox{} や数式中の一部の日本語が文字化けする。
それは LaTeX2HTML の問題というよりは、Ghostscriptの問題である。