夏休みで少し時間に余裕が出来たので、 使用している Mac (台数が結構多い) の OS をアップグレードすることにした。 部分的に High Sierra (macOS 10.13) を使っているが、 多くの Mac で El Capitan (10.11) を使っていた。 それから一気に二つ先の High Sierra にしてしまおう、ということである。 Sierra が出て来た時は色々トラブルの噂を聞いて、 すっかり慎重モードになってしまって、High Sierra が登場した時も、 忙しいことを理由にアップグレードをさぼることにした、 でもそろそろね、ということである。
どう作業すれば良いか。 macOS 以外に、Xcode, MacPorts の更新が必要になる。 このうち Xcode はあまり問題がないが、 MacPorts の更新についてはある程度考えるべきである。
MacPorts は、色々なソフトウェア (ports) のインストール&更新の手続きを簡単化するためのソフトウェアであり、 実は非常に多くのソフトウェアを扱っている、 ということをきちんと認識する必要がある。
「これまで使ってきたのと同じように使えるように」と考えがちであるが、 この機会に、あのソフトを使うのをやめようとか、 あのソフトに乗り換えようとか、 同じソフトでもバージョンをあげようとか (例: gcc5 → gcc7)、 色々考えるべき点があるはず。 更新ではなくて、まっさらな状態からインストールし直す、 という方針も十分考えられる。
まっさらな状態からインストールし直す、という方針を選択した場合、 MacPorts のアンインストールは、 macOS のアップグレードの前にやってしまうのが簡単である。
その点を十分に考えた上で、方針をきちんと決めて取り掛かる。
具体的な手順は、4 に書いた通り (見出しが「2018年MacPorts」であるけれど、 Xcode についても書いてあるし、 実質的に “現象数理学科Macでの macOS の更新 (の後にすべき)” 手順である。)。
桂田 祐史