4 MacTeX

(TEX 自体の使い方は TEX 入門 2014 を見よう。 もっともグラフィックスの扱い等について、大幅に書き直す予定だけど。)

(2014/6/18) やっと MacTeX 2014 が公開された。

MacTeX から mactex-20140525.pkg を入手する。2.51GB くらい (少し肥満)。 実行すると /usr/local/texlive/2014 というのが出来る。

とりあえず MacTeX 2013 と同様にやってみる。

/usr/local/texlive/2014/bin/x86_64-darwin/ を path に含める (これは自動的に設定されているかもしれない which tex とか打って反応を見ると良い)。

sudo tlmgr update --self
sudo tlmgr update --all
さすがに今回は6つしか更新されない。 そのうち増えるのだろうか… (2014/6/27 -- 今日やったら 113 も更新された。)

(2014/10/9 -- 今日まっさらなマシンでやったら 307 も更新された。)

MacTeX 2013 と同様にやってみる。gsed (GNU sed) を使って、
sudo tlmgr repository add http://www.tug.org/~preining/tlptexlive/ tlptexlive
sudo tlmgr pinning add tlptexlive '*'
sudo tlmgr install pxdvi pmetapost
sudo tlmgr update --all
cd /usr/local/texlive/2014
sudo ln -s texmf-dist texmf
cd /usr/local/texlive/2014/texmf-dist/xdvi
sudo cp XDvi XDvi.org
sudo gsed 's/\(^\*font:\)\(.*\)helvetica\(.*\)/\1\2\*\3-\*/' -i XDvi
sudo gsed 's/\(^\*statusline\.font:\)\(.*\)helvetica\(.*\)/\1\2\*\3-\*/' -i XDvi

(gsed は MacPorts をインストールしてあれば、 sudo port install gsed とすればインストール出来る。)

/usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnf に次の内容を書くのだが、以前やったのが残っているので、 実際には何もしないで済んだ。
shell_escape_commands = \
bibtex,bibtex8,bibtexu,pbibtex,upbibtex,biber,\
kpsewhich,\
makeindex,mendex,texindy,\
mpost,pmpost,upmpost,\
repstopdf,epspdf,extractbb,\
ファイルの最後の行が \ で終わっていると警告されるので、 1行は空行を入れておくのがミソ。

最後に
sudo mktexlsr
を実行しておく (mktexlsr は、 /usr/local/texlive/2014/bin/x86_64-darwin/ にある)。

MacTeX 2013 に含まれる dvpdfmx は色々問題があったので (何で update で直らなかったのは謎)、 MacTeX 2014 ですっきりしたのは嬉しい。

桂田 祐史
2018-03-01